インカ帝国時代からマカは飲まれていた

マカの歴史は2000年、3000年とも言われていますが有名なのはインカ帝国時代に戦士たちが戦いに行く前にマカを食べたという記録があることです。
その一方で伝説にひとつとして、マカはタワンティンスーヨ時代においては、インカの軍隊が地方の町を包囲して自分の領土に併合する時は、兵隊の凶暴を押さえて町の子女達を守るため、マカを食べることを禁止しています。
代わりに活力を和らげ性欲を押さえるなどといった反対の効果のあるマシュアを兵隊に与えたという言い伝えが残っています。
マカが一歩間違えれば危険な食べ物だという認識があったようです。

他にもインカ帝国時代には神様へのお供え物や、特権階級の食べ物として珍重され、戦勝をあげた兵士への褒賞としても与えられるほどに貴重な食べ物でした。
同時に当時菜食主義だったインカの戦士の栄養源でもあったというわけです。
なんといってもリャマなどの家畜と少量のマカが物々交換されるほど貴重な物でもあったのだと言われています。

しかしそんなインカ帝国にも終わりがきます。
スペイン軍の侵攻です。
そのスペインですが侵攻する際に、弱った馬をマカの力によって助けてインカ帝国を征服したと言われています。

そしてキリスト教布教のために、当時の人々が崇拝していた太陽神は否定されて、供え物であったマカは禁止品としてしまい、マカはアンデスの山々に追いやられました。
…とあるのですが、ペルー人がスペインに支配されたときに税を払う代わりにマカを使ったという話も残っているそうですので、マカの価値を知っていたスペインの人に納めていたとも考えられます。
このように様々な逸話を持つマカですが実際にアンデス山脈の高地、海抜4000〜4500メートルの木も生えないような過酷な環境で育てられていたために、現地の人たちだけの貴重な野菜でした。
1997年頃にペルーのフジモリ元大統領が政府レベルで輸出を奨励し、ペルー政府による制限の元に世界にも広がりました。

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